【RYT200合宿】 10日間の日記

合宿1〜10日までを振り返ってみよう

基本的には座学・実習の繰り返し。その中での気づきや心の変化などをゆるっと記載していく。

(あまり他の参加者については触れません。意図せずして傷つけたり、不快な思いをさせたくないので悪しからず)

 

以下のグラフを参照しながらぜひ読んでみて欲しい。

 

 

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まず1日目は慣れないことだらけで精神も体力も使った。ただ、1日中ヨガができる嬉しさでアドレナリンが大放出状態だった。

この頃はまだインストラクターになるためにきた。というよりかは楽しいヨガ合宿〜という気持ち。

 

 

 

 

2日目、全身筋肉痛で目覚める。朝から太陽礼拝を何十回もやり、さらに疲労蓄積。ただ、回数を重ねるごとにスムーズにできるようになってきて成長を感じる。

この日からインストラクターとしてどのようにキューイング(口頭での指示)をしなければならないかを学ぶ。全然覚えられないし、言葉と体が伴わなくて

自分自身に失望。

 

シャットサンガという、丸くなって思いの丈をぶつけ合う会で何も発言できなかった。本当に心が辛い時って何の言葉も発せない。

 

ただ、夕飯に豚足のスープが出てメンタルは戻った(ちょろい)

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アーユルヴェーダ診断で、私はヴァータと知る。いつかインドにあるらしいアーユルヴェーダの病院へ行きたい。

 

 

🌖ウルドヴァハスターサナが覚えられず夢の中で先生に怒られる。

 

 

3日目、この日からみんなの前で太陽礼拝のキューイングテスト。

あまり出来がよくなくて、落ち込み。。

 

食堂のおじさんが栽培した朝食のアップルバナナがめちゃめちゃに美味くて即メンタル改善。やっぱり私はちょろい。

濃厚で、本当にリンゴのような華やかな明るい香り。東京で買ったら1000円超えるときいてより美味しさが増す←

 

この日ヨガウーマンという映画を鑑賞。

現在ヨガ=女性のフィットネスという印象が強いが、以前は女子禁制のものだった。

それがどういう流れを辿って現在の地位を築いたのか、ヨガが人々にとってどのような存在になり得るのかをテーマにした内容。

(後々詳細にレビューする)

 

夕方にはRYT200を取得した後、自分たちはどのように活動するべきなのかについて学ぶ。

資格を持っているだけでは何も起きない。

自ら掴みにいかなくてはならないシビアな面を突きつけられる。

ただこの話は、ヨガに限った話ではないように思える。いつまでも受動的なままではいられない。

何か日々発信し続けなくてはという想いが強まる。

 

4日目、3・4日目が全体的に体力も精神力も底だったような体感。

シャットサンガでも、生徒VS先生的な構造になってちょっとヒヤリ。

先生の「教えられることは全て教えたい」という想いと、

生徒の「順を追って基礎をまず完全にしたい」という想いがぶつかったような形。

どちらの想いもよくわかるからこそ、何も発言できなかった。

双方が納得する結論へ持っていくまでにはあまりにも時間が限られすぎている。

 

モヤっとしたままその日は終了。

 

慢性的疲労感のピーク。全部が中途半端な気がして頭の中がずっとぐるぐるしていた。余計なこと考えてられないのに。

 

5日目

朝の歩行瞑想の時間に、将来のことについて考える。

獣医にはなるが、ヨガの道も諦めたくない。

ヨガに何らかの形では携わりたいという気持ちが次第に強くなる。

 

夕日を見ながら先生のウクレレの音に合わせてキールタンをする。

先生の声好きすぎる。波長がすごく心地良い。

マントラ唱えてた時もずーっと聴いていたいなと思ってたけど。

ぜひCD化するかyoutubeでアップして欲しい。

一生聴き続ける自信しかない笑

 

海が見渡せるウッドデッキでのキールタンほどのご褒美はない。

 

ただ、夕日はすごく危険。なんか感傷的になりすぎて、その後のレッスン中に泣きたくなった。

ハレークリシュナ ハレークリシュナ クリシュナクリシュナハレーハレー

ハレラーマハレラーマ ラーマラーマハレーハレー

 

夜はヨガとは何なのかについて学ぶ。

自分の言葉に置き換えなくてはならない。でないと、先生になった時生徒に説明できない。

私の中では草をかき分ける行為というイメージ。草原の奥の自己を見つけるために。

人それぞれいろんな意見があって面白かった。

一応経典上では「心を止滅させる行為」とのこと。

自己コントロール力が育まれるんだね。

 

 

6日目

ビーチヨガ!!久々に開放的な気分になった。朝から晩まで道場にいたから、より一層その思いが強くなったと思う。

これは言語化できないほど感動するので、どうかこの記事を見た方、そっとページをとじて、ビーチヨガ予約してください笑笑

私の口からは到底説明できません。

 

今日ペア練で教えてくれた名嘉梨予子先生、素敵な方だった。

面白くて気さくなのに、ちゃんと自分の領域を保つ感じが心地良い。

自分の軸が定まってないとできないことなんだなあと思う。時間がかかっても良いから自分の軸を定めたい。

 

 

夜のシャヴァーサナでのMira先生の言葉

「川べりに立っています 上流から流れてくる感情や 過去の後悔 未来への不安 流れに飛び込むと溺れてしまう ただ傍観する者となる」

 

私の中でのお気に入り。

今までの全インストラクターのシャヴァーサナの中で1番しっくりきた。

 

 

 

7日目

!!突然の生理到来!!

合宿直前に終わってたから安心してた。ホルモンバランスめっちゃ崩れててたからかな。

 

この辺になると、楽しみが食事になってくる。1日3回が本当に待ち遠しい。

ここの食堂の料理人が素晴らしすぎて、毎食毎食感動してる。。。

ここにきて初めてゴーヤチャンプル美味しいって思ったし、沖縄そばだしにハマりすぎて昼になるたび麺抜いて飲んでたし、

テビチー?っていう汁やばうまで、執筆しながら今よだれダラダラ。

この日でたダルカレーが本当に私のタイプど真ん中の味で2回おかわりした。控えめに言って最高でした。

 

この日くらいから本格的にヨガスートラを学び始めたのだが、知れば知るほど自分はスートラに反した生き方をしていたんだなと痛感した。

例えば、ヤマ【禁戒】の1つにアヒンサー【非暴力】というものがある。

アヒンサーは正確に訳すと「苦痛をひきおこさないこと」である。

この苦痛は物理的な暴力だけでなく、言葉や想いによっても引き起こされる。

 

私はいつも自分を否定し、自分を苦しめて生きていた。

今思うとこれはアヒンサーに反している。

 

これをきっかけにもう少し自分に優しく、周りにも優しく生きていきたい。そう強く思った1日だった。

 

 

8日目

次第にデモレッスンの内容が体に染み込んでくる。

1日前できなかったことが翌日さらっとできるようになっているという不思議をこの合宿で何度も何度も体験した。

辛いことがあっても楽しいことは絶対あるし、何かの糧になっているということが目に見えてわかるおかげで、前向きでい続けられる。

明けない夜はないなんてクサイ台詞があるが、その通りなんだなって実感できる。

 

この日あたりからは最終試験のデモレッスン練習が結構メインになっていたかな。

 

デモレッスンってすごく勉強になる。ヨガで重要なエッセンスがめちゃくちゃ詰まっているから。

正しいアライメント知ってないとアジャスト入れないし、自分が正しいポーズをきちんととらないといけないし、同時にキューだしもしなくてはいけない。

自分1人のためのヨガから抜け出して、周りのためのヨガへ一歩前進している感覚を肌で感じられる。

今回はメニューが決まっているが、自分でキュー出しできる技をもっともっと増やしていきたい。

 

 

9日目

試験前最終日。

ペアワークでひたすらデモレッスンとフィードバックの繰り返し。

ダウンドッグからのスライドプランクの流れとダウンドッグからアルダウッターナーサナの流れが苦手だった。

明日で泣いても笑っても最後かと思うと背中に冷たい風が通るような、そんな引き締まる想いが強くなる。

 

夜、

海を眺められるウッドデッキの上で最後の追い込みをした。

波の音と空いっぱいに広がる星々のもとでヨガができるなんて贅沢すぎる経験だった。

本当にこのアシュラムでしか経験できないことだらけだったと振り返りながら思う。

 

ポエミーでめっちゃ恥ずかしいんだけど、でも体験してもらったらこんな文章書かずにはいられなくなる笑

 

 

 

10日目

計11人のメンバーを2グループに分けてでもレッスンの試験を行う。

採点基準は不明。

基本的に重要となるのは

①レッスンの流れを覚える ②正しいキューイング ③正しいアジャスト ④正しいアーサナ ⑤時間ぴったりか(1時間ジャスト)

の5点になると思う。

 

私は⑤の時間が最後の最後の練習まで守れず、不安なまま発表へ臨むことに。

 

先生は再三「時間通りに!!」と言っていたが、初め私は「まあ伸びようが縮もうがしゃーないよなー」と軽く捉えていた(爆)

 

ただ、ある日先生が時間を警告するときにこんなことを言ってから考えが変わった。

 

スートラの教えの中にアステア(不盗)というものがある。

単純に考えると、万引きをしてはいけないという教えと捉えられる。

しかし、人から盗めるものは目に見える「モノ」に限った話ではない。

人の喜び、アイデア、そして時間など、気付かぬうちに我々は盗みを働いてしまっているのだ。

レッスン時間が伸びることは生徒の時間を奪っていることになるし、縮むことはレッスン代を奪っていることになる。

だからこそ時間とは真摯に向き合わなければならない。

 

 

その話をきっかけに、私は何があっても1時間ぴったりで終わらせようと気合を入れ直した。

前日の練習では53分だったレッスン。残り7分を伸ばすために2ポーズ追加して、わかりにくい説明をゆっくり話すことを心がけてみた。

 

結果本番は1時間13秒!!

目標を達成してよりやり切った感でいっぱいになった。

あのとき妥協して、時間を適当に捉えていたままだったらこの達成感は得られなかったと思う。

 

 

発表自体もすんなり終えることができて、自分的には結構満足。

ただ、やはり課題も多く見えてきた。

 

まず、長年朗読をやってきたせいで、落ち着いた口調になりすぎてしまうこと。

その結果レッスン自体が単調になって飽きられてしまう。

 

レッスン後にコメントをそれぞれ受けた生徒からもらうのだが、やはりみんなから同じことを言われていた^^;

 

これに対して、

太陽礼拝・ピークポーズでは①もっと声を張る②語尾を切る③はっきりとした口調で話す

という3点のアドバイスを名嘉先生から頂いた。ありがたいm(_ _)m

 

そして、アジャストの自信のなさ。

怪我をしている人へどれだけ手を加えて良いのか。

自分のアジャストはあっているのか。

そもそもミスアライメントの把握が100%じゃないので、正誤のジャッジが曖昧。

そういった不安は直接手に出るもので、やはり「力が足りなかった。」などの指摘を頂いた。

 

経験を積んで、アライメントを理解し直し、先生から学んだアジャストを何度も繰り返し練習していこうと思う。

大学の友達に練習台になってもらうしかないかな😂

早くヨガサークル作らにゃならんと思った1日でした。

 

発表後はオーナーと先生と生徒との3者面談で、10日間を通してとデモレッスンのフィードバック。

温かい言葉をかけてもらい、ここで10日間終わったんだという実感が初めて湧いた。

 

そしてキャンプファイヤーでフィナーレ。

このときmira先生が歌ったシヴァのマントラがずっと忘れられない。

合宿が終わってもう3日経つが、鮮明に鮮明に覚えている。

 

シヴァは破壊神。

何かが終わることで何かが始まる。

始まりのためには一度終わりが必要。

シヴァのマントラを歌って合宿の一切を終えた。 感動とかじゃなくて、心臓をギュと掴まれる感じ。

「もっともっと学び続けたい」そんな想いにさせる言葉だった。

 

大好きなキールタンになったので、忘れないようにここに記しておく

Shiva Shiva Shiva Shambo x4

Maha Deva Shambo

 

 

 

《概観》

かなり濃密な10日間だった。

参加費以上の経験になったと思う。

だからこそこのまま、楽しかった!で終わらせたくないという気持ちがすごく強い。

この事業を作った方のためにも、自身の知識を惜しげなく提供してくださったmira先生のためにも

この十日間を新たな物へ昇華させて恩返したいという気持ちで一杯。

合宿が終わってからそんな気持ちは冷めていくのかと思ったのだが、むしろ次の目標に対する熱は高まり続けている。

 

このブログを通して、これからの活動や考え、悩み様々なヨガに関することを綴り続けていきたい。

いつだって原点のこの沖縄での日々を振り返られるから。