生きづらいと嘆く人がいるが
「生きづらさ」
について以前よりも多くの場所で議論が交わされるようになったと思う。
私自身ADHDとHSPを持っていたがために、あらゆる場面で躓いてきた。
ただ、それは自身がADHDやHSPであるという側面を持っていることに気づく前までの話だ。
生きづらいと自覚した時に何も行動しないと、きっと死ぬまで生きづらいまま生きていかなければならない。
それは本当に辛いことで、命をたつ選択をしかねないほどでもある。
というか、ほとんどの生きづらさを抱えた人は一度どころでなくその選択肢を脳裏に浮かべていただろう。
そのカテゴライズの一員である私は提案したい。
生きづらさの原因がどこにあるのか知る。これだけで随分と打開策は見えてくるのだ。
知ったからといって改善できるわけではないことは私自身よく分かる。
改善する必要はない。ただ、自分がどういう人間なのか、一度捉えなおす機会があってもいいという提案だ。
捉えなおす前の自分は宇宙みたいに際限がどこまであるのかわからないに等しい。
一度自分を知ることで自分の型枠を知ることができる。それは限界を知るという意味ではない。
コントロールできる範囲が分かるということなのだ。
死にたいと思う人は、コントロール外のことに目をむけてしまっている可能性が大きい。
そんなことをしたら死にたいと思うのは当然だ。だって自分の力ではどうにもならないのだもの。
そんなわけで自己を知ることは結構大事なことだと私は勝手に思っている。
自身を知る上でいい補助になった本を2冊だけ紹介したい。
1冊めは「マインドフル・セルフ・コンパッションワークブック」
この本は以前メンタリストDaigoさんが瞑想をテーマにした動画上でおすすめしていた本である。
この本は自身でテーマを決めずとも、内容に沿って回答していくだけで、どういう生き方をしてきてどうなりたいのかを浮き彫りにしてくれる。
かなり能動的な本となっている。
2冊めは「メモの魔力」
この本自体も魅力的なのだが、今回注目するのは巻末にある付録。
実はこの本の巻末には自己分析1000問が載っている。意外と使い勝手がいいのでおすすめだ。
私はメンタルが何度も何度も奈落に落ちているが、立ち直るたびに強くする想いがある。
「自分のために生きる」
闇おちするときは大体他者がかかわっている。
だけどその誰かのために自己を犠牲にする必要なんてない。
自分だけが自分を1番大事にしてあげられるから。精一杯甘やかそうと誓う。